『アルカエフルクトゥス』より : アルカエフルクトゥス(”Archaefructus”)はジュラ紀から白亜紀に入る頃生育した被子植物の化石種の属。現在見出されている最も古い被子植物の化石で、古い被子植物の形態を表していると考えられている。
中国遼寧省の中生代の地層から、吉林大学の孫革教授らによって発見された。”Archaefructus”は”古代の果実”の意味。”Archaefructus”属は現在”A. sinensis”、”A. liaoningensis”、”A. eoflora”の3種が報告されている。
この属の花は枝の先の方を占めており、基部の雄蕊と先端部の雌蕊がそれぞれ複数、間隔を置いて互生またはらせん状に枝について構成されている。花被(花びらまたはがく)はない。雄蕊・雌蕊の間隔が開いているので花序のようにも見え、単純な花からなる花序との見方もある。雌蕊は2つに折れた葉の形をしており中に複数の種子を含む(マメ科のように見える)。雄蕊は花糸の先に葯(単溝粒花粉を含む)がついた被子植物らしい形をしているが、花糸が分岐する点で特殊。葉は細かく切れており、葉柄の基部は膨らんでいる。水中に生育していた草と考えられており、葉などの形態も水中に適応したものと考えられるが、花は水上に出ていたと思われる。
アーケフルクツスの詳細